スマート農業

スマート農業とは、ロボットや人工知能(AI)、モノのインターネット(IOT)など新しいデジタル技術を活用して、省力化や生産物の品質向上を可能とする新しい農業のこと。農林水産省が2020年12月にまとめた資料によると、農業分野における課題として、担い手の減少、高齢化、熟練技術の継承などが挙げられており、スマート農業を導入することで、これらの課題解決が見込まれるという。また、諸外国と比べて低い水準にある日本の食料自給率を向上させる狙いもある。農業従事者の高齢化と後継者不足により農業就業人口が減少するという見通しもあり、こうした課題を解決するためにもスマート農業の導入が急がれている。