チャットボット(chatbot)
チャットボット(chatbot)とは、インターネットを介してリアルタイムでコミュニケーションをとることができる「チャット」と「ロボット」を掛け合わせた造語。人間が問いかけたテキストや音声に対し、会話を自動的に行うプログラムを組み込んだコンピューターが人間に代わって対話することになる。つまり、対話の方法にはチャットボットには大きく分けて文字で会話する形式と、スマートスピーカーのように音声で会話する場合の2つがある。
そして、チャットボットの種類も「シナリオ型」と「人工知能(AI)型」の2つがある。シナリオ型は、あらかじめ想定されている質問に対し、毎回用意しておいた定型の答えを返すというもの。対して人工知能(AI)型は、回答を返す度に学習していき、複雑な質問にも答えられたり、回答する内容の精度があがったりする。
チャットボットは、2016年にLINEやFacebookメッセンジャー、Twitterなどでチャットボットが活用されるようになり、多くのユーザーが利用しているSNSでの活用で注目が集まるようになる。新型コロナウイルスの感染拡大により、オフラインで行われていた業務をオンライン化しようという企業が増えていることから、今後はさまざまなサービスにチャットボットが搭載されることが予測さている。
チャットボットを導入するメリットとして、「24時間対応できる」「人件費の削減」「業務システムの簡略化」「ユーザー側の使いやすさ、操作性(UI)の向上」などが挙げらえる。