TOPPANホールディングス、グループAI倫理方針を策定
TOPPANホールディングス株式会社
AI利用によって発生するリスク評価や対策を実践し、AIの正しい利用を促進
TOPPANホールディングス株式会社(代表取締役社長CEO:麿 秀晴、以下 TOPPANホールディングス)は、TOPPANグループの全社員が適切にAI(人工知能)を開発/利用/提供するために「TOPPANグループAI倫理方針」を策定しました。
本指針に基づきTOPPANグループは、AIの研究開発/運用/利活用を推進していきます。
■ 「TOPPANグループAI倫理方針」策定の背景
AIの活用がグローバルで日々進展する中、AIの使用による人権やプライバシーの侵害、差別や偏見の助長、公平性の欠如などが大きな課題となっています。このような課題に対し、主要7ヵ国(G7)による「国際指針」などの世界基準のルール作りが進められており、日本国内でもAI倫理の検討結果やガイドラインが公表されています。
TOPPANグループは、Purpose(存在意義)を「Breathing life into culture, with technology and heart./人を想う感性と心に響く技術で、多様な文化が息づく世界に。」と設定しています。このような背景を踏まえ、多様な文化が息づく世界の実現に向けて、人間が中心のAI活用を適切に管理/監督していくために、「TOPPANグループAI倫理方針」を策定しました。
■ 「TOPPANグループAI倫理方針」について
TOPPANグループは本倫理方針を遵守するとともに、テクノロジーを探求し、様々な社会環境や価値観の変化を捉えながら、TOPPANグループの総合品質保証の考え方に基づいてAIを有効に活用していきます。
1. 人間中心のAI活用
私たちは、人間尊重の考え方に基づいて人間の尊厳を重んじ、AIを人間の能力を支援する道具と位置づけて開発・提供・利用することで人々が幸福に暮らせる社会の実現に貢献します。
2. 人権と公平性の尊重
私たちは、人権を尊重し、多様な価値観を包摂する公平な社会の実現を目指します。そのためにAIが不当な差別や偏見を生み、価値観の傾斜を助長させないよう取り組みます。
3. プライバシーへの配慮
私たちは、個人のプライバシーを尊重したAIの開発・提供・利用に努めます。
4. 透明性とアカウンタビリティの追求
私たちは、AIの開発・提供・利用において、ステークホルダーへの様々な影響を想定し、適切な情報提供をおこなうよう努めます。
5. 安全性の高いAIの提供
私たちは、AIが人々の生命・身体・財産・自由を脅かすことがないよう、TOPPANグループの総合品質保証の考え方に基づき、品質と安全性、セキュリティを重視したAIの開発・提供・利用に努めます。
6. サステナブルな社会・経済への寄与
私たちは、TOPPANグループの技術を活かしてAIによるイノベーションを推進し、サステナブルで豊かな社会・経済の発展に寄与します。
7. AI人財の育成
私たちは、社会に求められる価値を提供できるよう、AIの新たな可能性に挑戦するとともに、リスクを認識し、高い倫理意識を持ったAI人財の育成に努めます。
■ TOPPANグループのAI活用について
TOPPANグループは、全社員を対象とした生成AIの活用環境を2023年10月に構築しました。加えて、AI利用者ガイドラインの策定、全社員へのAI倫理と生成AI利用教育、AIガバナンス協会への加入など、DXの推進とAI活用リテラシーの向上に取り組んでいます。
* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。