人機一体、LOVOT デザイナー根津孝太氏、マクロスシリーズ監督 河森正治氏との『人型重機』の実用化に向けた共同開発プロジェクトを開始! 08/01(木)に記者発表会および講演会を開催します。
人機一体
アニメーション監督 河森正治氏、初のインダストリアルデザイン(工業デザイン)への新たな挑戦!!
先端ロボット工学に関するコア技術の知的財産を多数保有する株式会社人機一体(滋賀県草津市、以下「人機一体」)と、LOVOT、zecOO、零式人機のデザイナー 根津孝太氏 、マクロスシリーズ、アクエリオンシリーズ等のアニメーション監督・デザイナー 河森正治氏による「人型重機(ロボット)」の共同開発プロジェクトを開始することをお知らせいたします。なお、本プロジェクトは、河森正治氏によるインダストリアルデザイン(工業デザイン)への新たな挑戦となります。
また、2024 年 08 月 01 日に開催する、人機一体主催「株式会社人機一体 成果発表会 2024」内で行なわれる記者発表会にて根津孝太氏および河森正治氏による未来の人型重機のコンセプトスケッチを初公開いたします。
株式会社人機一体 成果発表会 2024
~ 「ハイブリッド力制御方式」による人型ロボット発表、
技術解説、デモンストレーション、実用化に向けての展望 ~
https://www.jinki.jp/event/20240801
◇ 日時:2024/08/01(木)10:00 開場
◇ 会場:草津市立草津クレアホール
◇ 住所:滋賀県草津市野路6丁目15−11
◇ 主催:株式会社人機一体
◇ 共催:立命館大学
◇ 後援:滋賀県 / 草津市 / 滋賀銀行 / 京都中央信用金庫 / 京都信用金庫
◇関連プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000070266.html
プロジェクト概要
これまでの人機一体の取組
人機一体は 2021 年より根津孝太氏と連携し「人機一体」のトータルデザインプロジェクトを推進し、先端ロボット工学技術を組み込んだ汎用人型重機の社会実装に取り組んでまいりました。JR 西日本、日本信号と共同開発を行なった「零式人機 ver.1.3」「零式人機 ver.2.0」においては、根津孝太氏と人機一体の機械設計エンジニアである野村方哉との共同で設計を行ない、産業機械としての実用性と機能美を兼ね備えたインダストリアルデザインが各種メディアから注目を浴びました。
▲ 根津孝太氏とのオンラインでの設計作業の様子
◇関連プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000070266.html
河森正治氏との連携背景
人機一体と河森正治氏は、これまで「実世界で活躍する人型重機」について意見交換を進めてまいりました。河森正治氏の「人の役に立つデザインをしたい。働いている人を支えるデザインをしたい」という想いと、人機一体の「先端ロボット工学技術を社会実装し、苦役を無くしたい」という想いが重なり、人機一体のトータルデザインを統括する根津孝太氏を交え、人型重機の共同開発プロジェクトを実施することとなりました。
▲ 河森正治氏による零式人機 ver.2.0 操縦体験の様子(秘密基地人機一体にて)
河森正治氏 初の「工業デザイン」への挑戦
河森正治氏は機械工学を専攻し、機械的な整合性のとれた変形・合体機構を持つロボットデザインを得意としており、代表作であるマクロスシリーズをはじめ、多くのアニメーションでのメカニックデザインを手掛けてきました。
今回の人機一体との共同プロジェクトでは、エンターテイメントの枠を超えた「実用化される人型重機」開発への初の挑戦となり、プロダクトデザイナー 根津孝太氏、および野村方哉をはじめとする人機一体の機械設計エンジニアとデザインチームを組成しての取組となります。
河森正治氏からのコメント
40年以上、エンターテイメントに携わり沢山のデザインをしてきました。
それは人々に驚きやワクワクを提供する重要なコンテンツだと考えています。
それと同時に、いつか社会課題に自分のデザインが貢献できるチャンスがあればと願っていました。
今回こうして初めて、作業マシンの工業デザインに参画できる機会をいただき、とても感謝しています。
▲ Vector Vision 河森正治氏
根津孝太氏からのコメント
人機一体が掲げる「あまねく世界からフィジカルな苦役を無用とする」という、壮大な、しかし実現可能な夢の達成に向けて、これまでに、夢を育む数多の創造力の源泉を生み出し続けてこられた河森監督をプロジェクトにお迎えできることを、非常に光栄に思っています。人機プラットフォームの今後のさらなる発展を確信しています。
▲ znug design 根津孝太氏
河森正治氏 プロフィール
アニメーション監督
メカニックデザイナー
ビジョンクリエーター
2025年 大阪・関西万博 テーマ事業プロデューサー
株式会社 Vector Vision 所属
代表作:『マクロス』シリーズ、『アクエリオン』シリーズ(原作、監督、メインメカ)、『機動戦士ガンダム 0083 スターダストメモリー』(メカスタイリング)、宮沢賢治の半自伝的アニメーション『イーハトーヴ幻想 KENJI の春』(原作、監督)、『攻殻機動隊』、ソニー“AIBO”『ERS-220』、日産デュアリス『パワード・スーツ デュアリス』、『新世紀 GPX サイバーフォーミュラ 』、『アーマードコア』、『デモンエクスマキナ』(メカデザイン)、ソニー・スマートウォッチ wena オリジナルモデル盤面デザインなど。
根津孝太氏 プロフィール
クリエイティブコミュニケーター、デザイナー。千葉大学工学部卒業。トヨタ自動車入社、愛・地球博 i-unit コンセプト開発リーダーなどを務める。2005年 znug design 設立。人機一体 零式人機、GROOVE X LOVOT、サーモスケータイマグ、タミヤミニ四駆、電動バイク zecOO、超小型モビリティ rimOnO など、多くの工業製品のコンセプト企画とデザインを手がける。グッドデザイン金賞、日本感性工学会かわいい感性デザイン賞最優秀賞、他多数受賞。千葉大学工学部教授、グッドデザイン賞審査委員。著書『アイデアは敵の中にある』(中央公論新社)、『カーデザインは未来を描く』(PLANETS)。
自身が手掛けた「零式人機 ver.2.0」をベースとした製品「多機能鉄道重機」が、2024 年 07 月より JR 西日本営業線での高所電気設備のメンテナンス作業において実用開始されている。
零式人機 ver.1.2
零式人機 ver.2.0
日本信号の多機能鉄道重機(提供:JR 西日本)
◇関連プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000070266.html
株式会社人機一体 会社概要
代表者 :金岡博士(Dr. KANAOKA)
所在地 :滋賀県草津市青地町648番地1
創立 :2007 年 10 月 01 日
創業 :2015 年 10 月 01 日(現商号への変更日)
資本金 :1 億円
事業内容:先端ロボット工学技術に基づく新規事業開発支援のための知的財産活用サービス
URL :https://www.jinki.jp/
人機一体は、先端ロボット工学技術を駆使した人間機械相乗効果器、すなわち人機の具現化および産業化により「あまねく世界からフィジカルな苦役を無用とする」ことを目指す立命館大学発ロボティクススタートアップです。滋賀県内で唯一「J-Startup KANSAI」(※1)に選定されております。
※1「J-Startup KANSAI」とは
経済産業省の J-Startup プログラムの地域展開として、関西から世界へはばたく有望なスタートアップを選定し、公的機関と民間企業が連携して地域ぐるみで集中支援を実施することで、選定企業の飛躍的な成長をサポートする事業です。