高度なパーソナライズド・マーケティングの実現へ。株式会社MiDATAと琉球大学が共同研究を開始
MiDATA
暗黙的フィードバックデータから、ユーザーの好みの属性を推定
AIソリューションを開発・提供する株式会社MiDATA(本社:東京都中央区、代表取締役社長 後藤 司、以下「MiDATA」)は、国立大学法人琉球大学(所在地:沖縄県中頭郡、以下「琉球大学」)と、ECサイトにおける、高度なパーソナライズ機能を持つレコメンドAIの開発を目的とした、共同研究(以下、「本取り組み」)を開始することをお知らせいたします。
■背景・目的
現状、多くのECサイトでは、ユーザーの好みなどを分析し、膨大な数の商品・コンテンツの中からユーザーに適した商品・コンテンツをおすすめする、レコメンド機能が導入されています。しかし、ユーザーの好みの多寡を正確に捉えるための明示的なフィードバックデータ(商品の5段階評価など)を十分に集められず、十分な成果を出せないという課題があります。
MiDATAは、より高度なパーソナライズド・マーケティングの実現を目指して、ページビュー(PV)やコンバージョン(CV)といった明示的とは言えない暗黙的なフィードバックデータを活用し、ユーザー1人1人についてユーザーの好みにパーソナライズされた商品をレコメンドするAIを開発し、親会社の株式会社リンクバルが運営するイベントECサイト「machicon JAPAN(街コンジャパン)」で運用して参りました。さらに昨年には、レコメンド機能の基礎になる、自然言語処理と集合論を応用したイベント情報の「名寄せ技術」※を開発いたしました。
本取り組みでは、暗黙的フィードバックデータの活用を前提とした、高度なパーソナライズ機能を持つレコメンドAIの開発及び、MiDATAが開発したレコメンド機能の改善を目指します。
※「名寄せ技術」について:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000639.000004786.html
■今後の展望
MiDATAは本取り組みの成果を、「machicon JAPAN」に実装することで、イベント参加者の嗜好や興味をより精密に分析します。これにより、ユーザーが検索に労力を費やすことなく自身に最適なイベントを発見しやすくし、ユーザー体験の向上を実現します。
また、MiDATAは本取り組みの成果をサービス化し、ECサイト運営企業へ提供を目指します。これにより、各企業は自社のECサイトに高度なパーソナライズ機能を導入することができ、消費者の満足度向上と売上向上が期待されます。
国立大学法人琉球大学ついて
琉球大学は、多様性に富む特色ある自然環境のもとに多彩な歴史を歩んできた沖縄の地に、「高等教育の場を」という人々の熱意に支えられて創設された総合大学です。その創設以来一貫して、沖縄の学術文化の中心として、地域の発展に寄与する学術研究を推進し、地域社会を牽引する多くの人材を育成・輩出することを通じて、地域の発展に貢献してきました。
公式URL:https://www.u-ryukyu.ac.jp/
琉球大学 情報統計研究室について
琉球大学情報統計研究室では、自然現象・社会現象・人間行動・その他様々な事象の発現に関する数理モデルの推測を研究テーマとし、事象を構成する要因を抽出し、それらの関係を実験や調査などにより収集されたデータから推測する等の研究を行っています。研究事例として、「流通データによる消費者行動解析やトレンド予測」「ホテル情報に対する各種解析」「地下水分布や貯水能力の推測と可視化」等があります。
責任者 :岡崎 威生
研究分野:データサイエンス、数理統計学
株式会社 MiDATAについて
MiDATAは、主にtoC企業を対象としたAIソリューションを提供してまいります。ECサイトやオンラインコミュニケーション分野を中心に、AIレコメンド、AI双方向マッチング、画像解析、予測分析などの最先端技術を活用したソリューションの提供がメインとなります。これらのソリューションを通じて、企業はユーザーエクスペリエンスの向上やサービス品質の最適化を実現し、事業の競争力を高めることが可能となります。さらにMiDATA社は、これらのtoC企業に特化したソリューションをベースに、他業界や業種にも適応可能なAIソリューションを開発・提供していくことで、幅広い顧客ニーズに応えていくことを目指しております。
代表取締役社長:後藤 司
会社設立 :2023年5月
資本金 :30,000千円
所在地 :東京都中央区明石町 7-14 築地リバーフロント 6F
事業内容 :AI開発事業および AIコンサルティング事業
公式HP :https://midata.co.jp/
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