ABEJA、オープン社が提供するバックオフィス効率化ツール「RoboRobo」にABEJA LLM Seriesを活用
ABEJA
~ ABEJA Platformと連携し、新機能「ヒト.AI(ヒトドットエーアイ)」を実装求人票のドラフト作成業務の自動化で、70%以上の人的リソースの削減を図る ~
人とAIの協調により「ゆたかな世界を、実装する」株式会社ABEJA(本社:東京都港区、代表取締役CEO:岡田 陽介、以下「ABEJA」)は、このたび、オープングループ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:高橋 知道)の子会社であるオープン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:石井 岳之、以下「オープン」)と協業し、オープンが提供するクラウド型バックオフィス効率化ツール「RoboRobo」※1とABEJA Platformを連携し、新機能「ヒト.AI(ヒトドットエーアイ)」を構築いたしました。
生成AI部分には、ABEJA Platformに搭載されている「ABEJA LLM Series」が採用されております。
本機能は「RoboRobo」が包含する採用業務支援サービス「RoboRobo リクルーティング」※2から実装を開始し、まずは煩雑な求人票のドラフト作成業務の自動化サービスを提供いたします。
背景・目的
ABEJAは、「ゆたかな世界を、実装する」を経営理念とし、「ABEJA Platform」を基盤に顧客企業の基幹業務のプロセスを変革し、ビジネスの継続的な収益成長の実現に伴走する「デジタルプラットフォーム事業」を展開しています。2012年の創業時よりABEJA Platformの研究開発を進めており、これまで多種多様な業界・業態のDXをABEJA Platform上で実現してきました。ABEJAは、2018年より生成AIの一つである大規模言語モデル(以下「LLM」)における研究開発を進めており、2023年3月に「ABEJA LLM Series」をABEJA Platformに搭載し、7月以降は利用にあたっての戦略策定やビジネスプロセスの構築など、その周辺領域のサポートも含めて顧客企業に提供しております。現在、生成AI技術の台頭により、デジタル版EMSである「ABEJA Platform」のニーズはより多様化しており、その適用領域は順調に拡大しております。
オープンは、バックオフィス業務の自動化における国内リーディングカンパニーです。3,625社以上の実績を持つクラウド型バックオフィス効率化ツール「RoboRobo」を提供し、採用・人事、経理、法務などバックオフィス業務におけるルーティンワークの自動化を推進することで、業務コストの大幅な削減を実現しています。
オープンは、「RoboRobo」の提供サービスを随時拡充している中、ユーザーの生産性および利便性を飛躍的に向上させる新たなサービスの実装を検討しており、このたびABEJAがABEJA Platformで実現してきたミッションクリティカル領域におけるDXの実績をご評価いただき、両社で連携して新たな機能を実装する運びとなりました。
最新のAIモデル、効率的な計算環境、強固なセキュリティ環境など、DX推進に必要な機能をそろえたソフトウエアの集まりであるABEJA Platformの活用により、オープンは、自社でゼロから開発するより圧倒的に迅速かつリーズナブルに、新たな機能を既存システムに実装させることが可能となります。
概要
ABEJAおよびオープンは、生成AIによって業務の圧倒的な省力化を図れる機能「ヒト.AI(ヒトドットエーアイ)」を構築いたしました。
まずは「RoboRobo」が包含する採用業務支援サービス「RoboRobo リクルーティング」とABEJA Platformを連携し、本機能を実装することで、求人票の自動作成を実現いたします。
具体的に「RoboRobo リクルーティング」のユーザーは、自然言語による簡単な指示で、求人票の文案の自動生成が実現します。求人票の文案には、業務内容や就業規則などの基本情報に加え、賃金や業務アピールなど候補者ニーズに基づく外部情報を反映した提案が含まれており、必要な掲載情報をユーザーが確認・判断して選択することも可能となります。また、求人票の公開に関する承認プロセスと連携することで、ユーザーと上長のコミュニケーションから求人票の要件を学習し、使用回数の増加に伴い、より精度の高い求人票を自動作成することができます。それにより、顧客企業は、煩雑な業務の省力化に加え、労働人口の減少において人材獲得競争が激化する中、候補者ニーズを理解した効果的な求人票を立案することが可能となります。
ABEJAおよびオープンは、少子高齢化が進む中、採用活動における候補者理解や企業の差別化の重要性は一層高まるものと考えております。両社は、業務プロセスにおいてABEJA Platformが採用している「Human in the Loop」※3のアプローチを用いることで、顧客企業におけるより有効な採用手法の構築と採用業務における70%以上の人的リソースの削減を支援いたします。
なお、「ヒト.AI(ヒトドットエーアイ)」 には 、ABEJA Platformに搭載されている「ABEJA LLM Series」が全面的に採用されております。
今後、ABEJAおよびオープンは、求人票の作成業務のみならず「RoboRobo リクルーティング」の適用領域である採用プロセス全般において「ヒト.AI(ヒトドットエーアイ)」を実装し、メールの送信や広告出稿など定型的ではない業務の自動化も図ってまいります。
ABEJAおよびオープンは、汎用化が難しい企業個別のバックオフィス業務における生産性の向上には、このたび構築した新機能「ヒト.AI(ヒトドットエーアイ)」の実装が有効だと考えています。
両社で連携し、「RoboRobo」がスコープとする採用・人事、経理、法務など広範囲な領域を対象に、サービスを拡張してまいります。
「RoboRobo リクルーティング」に実装した新機能「ヒト.AI(ヒトドットエーアイ)」の概要図
ABEJAは、引き続きLLM領域における研究開発を進めるとともに、今後も、顧客企業のデジタル変革のあらゆるニーズに先んじて応えるべく、先端技術の商用化の一助を担うことで、テクノロジーの力で産業構造を変革するミッションの実現をすすめてまいります。
※1 RoboRobo:https://roborobo.co.jp/
※2 RoboRobo リクルーティング:https://roborobo.co.jp/lp/recruiting/
※3 Human in the Loop:段階的に運用ノウハウや知識データを蓄積し、人とAIが協調してオペレーションする環境を創出する仕組み。データ量が少ない、AIが効果的に学習することができない、高い精度を発揮できないなどの初期段階においても、人とAIの協調により、当初より実運用を可能となる。
■ オープン株式会社について
本社: 東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー8F
設立: 2013年7月
代表者:代表取締役執行役員社長 石井 岳之
事業:スマートロボット(RPA、AI)を活用した情報処理サービス、コンサルタント事業
スマートロボット(RPA、AI)を活用したアウトソーシング事業
スマートロボット(RPA、AI)を活用したデジタルマーケティング、オンライン広告事業
URL: https://open.co.jp/
■ 株式会社ABEJAについて
ABEJAは、「ゆたかな世界を、実装する」を経営理念とし、「ABEJA Platform」を基盤に顧客企業の基幹業務のプロセスを変革し、ビジネスの継続的な収益成長の実現に伴走する「デジタルプラットフォーム事業」を展開しています。2012年の創業時よりABEJA Platformの研究開発を進めており、これまで多種多様な業界・業態の300社以上のデジタル変革をABEJA Platform上で実現してきました。また、「Human In the Loop」をはじめとする高度なノウハウやアプローチを用いて、デジタル変革に必要不可欠な「人とAIの協調」を実現し、戦略的かつ効率的に顧客の基幹業務を変革し、さらにはビジネスモデルの革新に取り組んでいます。
本社: 東京都港区三田一丁目1番14号 Bizflex麻布十番2階
設立: 2012年9月10日
代表者: 代表取締役CEO 岡田 陽介
事業: デジタルプラットフォーム事業
URL: https://abejainc.com