オルガノ株式会社との資本業務提携の締結について
株式会社LIGHTz
~エンジニアリングプロセスの改革を通じて、製造業の課題解決に貢献~
株式会社LIGHTz(本社:茨城県つくば市、代表取締役社長:乙部信吾、以下:当社)は、オルガノ株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:山田正幸、以下:オルガノ)との戦略的な資本業務提携を締結しました。これにより持続的な社会発展とプラントエンジニアリング産業における課題解決を目指してまいります。
事業概要
オルガノは創立以来、水処理技術の開発に取り組み、現在、半導体産業向けの超純水製造装置や各種産業の用水供給装置、排水浄化装置などを提供しています。同社の持つ高度な水処理技術は、世界トップレベルに達し、効率的な不純物除去を可能にしています。多岐にわたるニーズに対応することで水処理のリーディングカンパニーとして、製造業の持続可能な発展を足元から支えています。
LIGHTzは、独自技術である「汎知化(R)」技術により、製造業を中心とした第二次産業の現場において暗黙知となっている、ベテランのナレッジやノウハウといった人の思考を構造化し、BrainModel(R)(ブレインモデル)と呼ばれる言語ネットワークにより可視化することで、個社の持つ「独自技術」を会社の技術資産として蓄積していくことを可能にしています。可視化されたナレッジやノウハウは、技術の継承や一元管理が可能となるナレッジ共有プラットフォームなどのソリューションに組み込まれ、高度な技術マニュアルとして多くの製造業の現場で活用されています。
※BMTS:BrainModel Technology Solution
製造業における水処理の重要性
製造業において、安定した水の供給は生産の安定性に直結します。特に半導体産業では、不純物のない超純水が求められ、製品の性能や信頼性に大きく影響するため、水処理技術、プラントエンジニアリングに対する重要性は増加しています。しかし、これらの領域は産業課題として、「人手不足」、「労働人材の育成」などの早急に解決が必要な課題を抱えている分野でもあります。
そのような状況の中でも、貴重な水資源を扱う技術、処理して再利用する技術など水を中心とした技術や文化は日本独自の持ち味であり、水に対する「マネジメント力」はもちろん、プラントエンジニアリングにおいても世界に通用する技術であることも事実です。
資金調達の目的と背景
今回の資本業務提携により、水処理をはじめ、工場、水処理施設などのプラントエンジニアリングの分野が抱えている「人材不足」、「労働人材の育成」などの課題解決に資するソリューションをオルガノと共同で開発し、プラントエンジニアリングにおけるプロセスの変革を進めてまいります。
具体的には、半導体やエネルギーなどの最先端の分野で高度なプラントマネジメント力を発揮しているオルガノの技術を当社の「汎知化(R)」技術、「BrainModel(R)」で可視化、体系化し、ソリューションとして作り上げます。ソリューションは現場で活用され、エンジニアの声を拾いながら、その利用価値を実証していきます。将来的には、より高品質で効率的な水処理技術の開発、さらには、新たな処理技術への発展も期待され、ひいては、製造業が抱える水処理の課題解決につながると信じております。
成長戦略と将来のビジョン
当社はこれまで、ものづくり企業の技術伝承、思考やノウハウの可視化という足元の喫緊の課題に取り組んできました。その方法は、すでにデータ化されたものから作るのではなく、ベテラン技術者の思考を一からヒアリングし、整理、体系化することでベテランの思考を忠実に模したAIを作るという独自の方法で実施してきました。
今回オルガノには、私たちの独自技術である「汎知化(R)」技術、「BrainModel(R)」の有用性を認めていただき、資本業務提に至りました。この新たな分野への取り組みにより、当社の独自技術の成長スピードはより上昇すると確信しております。
製造業DX市場で独自のポジションを構築し、AIの民主化を進め、現場のリアルな声や想いに寄り添った独自のソリューションで製造業DXを推進していくというLIGHTzの想いや挑戦は着実にその歩みを進めています。
これからも、同じ想いを有する企業の皆様と手を取り合い、共に成長することで、製造業の明るい未来を目指し、地域企業、その先にある製造現場の声に耳を傾けながら、持続的な発展のために尽力してまいります。
【オルガノ株式会社 代表取締役社長 山田 正幸氏のコメント】
プラントエンジニアリング産業において、デジタル技術と融合した新たなエンジニアリングプロセスを確立することが重要な課題となっています。
LIGHTz社が得意とする汎知化(R)とBrainModel(R) technologyによるナレッジ活用は、熟練エンジニアが持つ暗黙知を可視化することにより、エンジニアリングプロセスの効率化と次世代エンジニアへの確実な技術継承を実現し、持続的な社会の発展に貢献するものと確信しております。当社はLIGHTz社をパートナーとして、産業と社会基盤の発展に貢献してまいります。
【株式会社LIGHTz 代表取締役CEO 乙部 信吾のコメント】
この度、プラントエンジニアリング産業の技術継承課題の解決、および同産業の健全なる成長と社会貢献を実現すべく、オルガノ様とのパートナーシップを組ませていただきました。この場をお借りしまして、この提携を実現いただきましたオルガノの皆様に深く感謝申し上げます。
オルガノ様は、昨今注目されている半導体業界をはじめ、多種多様な産業に対して高度な水処理ソリューションを提供されている世界を代表する企業であります。
私たちLIGHTzは、オルガノ様との連携によって、同社が有するハイレベルのエンジニアリング力を弊社のソリューション(汎知化(R)、ブレインモデル(R))によってデジタル化し、世界の様々な場面での水に起因する産業課題、環境課題を解決していくご支援をしてまいりますと共に、プラントエンジニアリング産業が宿命的に有する属人化、ノウハウの暗黙知化の課題を広く解決するソリューションを共に創出していけたらと考えております。
これからの両社での活動にご期待をいただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
オルガノ株式会社概要
株式会社LIGHTz概要
【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社LIGHTz 広報部
https://lightz-inc.com/contacts/
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