マカフィーとインテルが連携 AIを活用したディープフェイク検出技術をRSAのAI PC部門で初披露 最大300%のパフォーマンス向上とプライバシー強化
マカフィー株式会社
「McAfee(R) Deepfake Detector」は、「インテル(R) Core(TM) Ultra プロセッサー」のNPUを使用しディープフェイクを検出 最大300%のパフォーマンス向上とプライバシー強化
オンラインのセキュリティ対策製品を提供しているマカフィー株式会社(本社:東京都千代田区)は、米国サンフランシスコで開催された世界最大級のセキュリティイベント「RSAカンファレンス2024」(2024年5月6日~5月9日)で、「インテル(R) Core(TM) Ultra プロセッサー」を搭載するPCのNPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット:AI処理に特化したプロセッサー)の機能を利用し、AIを活用したディープフェイク検出技術の強化を発表しました。
マカフィーは、ディープフェイク詐欺や誤情報の特定に対する消費者の関心が高まる中、それらを検知する高度なAI搭載テクノロジー「McAfee(R) Deepfake Detector(旧称「プロジェクト・モッキングバード(Project Mockingbird)」)」*を年初に発表しました。実際、世界中の約3分の2(64%)**の人々が、1年前よりもディープフェイクによる影響に不安を感じています。今回のインテルとの発表を通して、消費者がより安心してオンライン生活を送れるように、マカフィーは革新的で強力なオンライン保護ソリューションを提供します。
*「プロジェクト・モッキングバード(Project Mockingbird)」詳細:https://x.gd/kSD2C
** 2024年1月 マカフィー、AI(人工知能)が未来をどう変えるかに関する調査。 複数の国(米国、英国、フランス、ドイツ、オーストラリア、インド、日本)で実施されたこの調査には、市場調査会社MSI-ACIが実施した18歳以上の成人7,000人が参加した。
マカフィーとインテルの連携は、人々が真実と虚構を見分けることを可能にし、消費者と社会の重要なニーズに応えるものです。今日のサイバー犯罪者は、AIを使って動画の音声を操作し、巧妙なディープフェイク詐欺を仕掛けています。「McAfee(R) Deepfake Detector」は、トランスフォーマベース(データの相互関係をみつけるモデル)のディープ ニューラル ネットワークモデル(人間の脳神経回路の一部を模したモデル)を含む高度なAI検出技術を使用しており、AIによって生成または操作された可能性が高い動画の音声を検出し、ユーザーに通知します。マカフィーはRSAで、インテルのAI PCテクノロジーを活用した場合のパフォーマンスとプライバシーの大幅な向上を実証しました。
「インテル(R) Core(TM) Ultra プロセッサー」のNPUを活用したマカフィーのAIモデルは、ユーザーの個人情報をクラウドに送信することなく、ローカルで推測(ディープフェイクの分析と検出)を完了します。マカフィーは、NPUを用いて、同じモデルで300%ものパフォーマンスの向上を実現しました。これは、ローカルでのモデル実行によるプライバシーの利点、バッテリー寿命の改善と相まって、ユーザーに大きなメリットをもたらします。
米国マカフィー(McAfee, LLC、本社:米国カリフォルニア州)の最高技術責任者(CTO)であるスティーブ・グロブマン (Steve Grobman)は、次の通り述べています。
「インテルとの連携は、マカフィーの革新的でユーザー中心のアプローチをさらに後押しするものです。AIが生成するディープフェイクによって、本物と偽物を見分けることがかつてないほど難しくなった世界では、消費者はAIに打ち勝つために最新のAIを必要としています。マカフィーは、インテルとともに、シームレスで強固な顧客体験を提供するために、さらに前進します。『インテル(R) Core(TM) Ultra プロセッサー』技術とそのNPUを活用することで、パフォーマンス向上やプライバシー保護に妥協することなく、最も先進的で強力な生成AIディープフェイク検出機能を消費者に提供します。ローカルで検出が行われるため、解析のために巨大なファイルをクラウドに送信する必要がなく、データに対する安心と管理をさらに高めます。」
インテル コーポレーション副社長 兼 クライアント・ソフトウェア・エコシステム・イネーブリング事業部長であるカーラ・ロドリゲス (Carla Rodriguez)は、次の通り述べています。
「マカフィーのようなセキュリティ業界のリーダーとのパートナーシップは、AIを有益に活用するためのテクノロジー・エコシステムを可能にするという我々の決意を明確にします。インテルはマカフィーと協力して、『インテル(R) Core(TM) Ultra プロセッサー』ベースの PC の NPU を活用し、悪意があり、誤解を招くようなディープフェイクの検出を促進し、最適なパフォーマンスとプライバシーを提供する『McAfee(R) Deepfake Detector』のような革新的なソリューションの市場投入を支援できることをうれしく思います。」
マカフィーのディープフェイク検知技術「McAfee(R) Deepfake Detector」
「McAfee(R) Deepfake Detector」は、高度なAI検出モデルを活用し、動画内のAIが生成した音声を識別することで、人々がデジタルの世界を理解し、コンテンツの信憑性を評価できるようにします。「McAfee(R) Deepfake Detector」は、まもなく英語での検出が可能になり、他言語も順次展開予定(日本での展開時期は未定)です。
マカフィーについて
マカフィーは、消費者と中小企業向けのオンライン保護のグローバル・リーダーです。デバイスだけでなく人を保護することにも重点を置くマカフィーの消費者および中小企業向けのソリューションは、常時オンラインの世界におけるユーザーのニーズに適応し、適切なタイミングとセキュリティで家族、地域社会、ビジネスを保護する、総合的で直感的なソリューションを通じて、ユーザーが安全に生活できるよう支援します。詳細情報については、https://www.mcafee.com/ja-jp/index.html をご覧ください。
*McAfee、マカフィー、McAfeeのロゴは、米国およびその他の国における米国法人 McAfee, LLCまたはその関連会社の商標又は登録商標です。
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