PR TIMES

電子情報技術産業への貢献を顕彰する「第9回JEITAベンチャー賞」を受賞

株式会社Thinker

~ ロボットハンドの死角を克服する「近接覚センサーの事業化」が評価されました ~

“指先で考えるロボットハンド”で協働ロボットの革新に取り組む株式会社Thinker(読み:シンカー、本社:大阪府大阪市、代表取締役兼CEO:藤本弘道、以下Thinker)は、一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)が審査・選定する「第9回 JEITAベンチャー賞」を受賞しました。JEITA ベンチャー賞は、電子情報技術産業の総合的な発展のみならず、経済発展に貢献しうるベンチャー企業を表彰するもの。Thinkerでは、この栄誉に応えられるよう、今後も協働ロボットの革新によりいっそう積極的に取り組んでまいります。

JEITAからの講評(抜粋)
株式会社Thinkerは、対象物との距離と傾きを高速で検知することができる近接覚センサーの事業化を実現した。ロボットハンドに近接覚センサーを搭載することにより、カメラなしでも透明物体や鏡面物体の形状をハンド自体が認識し、また高速かつ高分解能の処理を可能とするAIモデルの搭載により、対象物の動きを含む状況変化を即時に把握できる。今後、ロボットフレンドリーな社会の実現に向け、すでに導入が進んでいるFA現場に加え、食料工場など人力作業が多い現場やホームロボット市場などの幅広い分野での展開が期待される。《Thinker代表取締役兼CEO 藤本弘道のコメント》
このような権威ある賞を受賞できて、心から光栄に思います。私たちのチームは、この新しいセンサーの開発に数多くの労力と情熱を注ぎ込みました。そこにある私たちの革新的なアプローチと技術の価値が認められたことを何よりも嬉しく思います。今後も、より優れたセンサー技術を提供し、社会に貢献していくことを誓います。本当にありがとうございます。■一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)
デジタル産業における日本を代表する業界団体。Society 5.0に向けた社会課題を解決するために、あらゆる産業を繋げ、IT/エレクトロニクス産業を中核にしたステークホルダーを結節するプラットフォームの実現をミッションに掲げる。前身である組織の発足から2023年で75周年を迎え、いまでは、電子部品やデバイス、電子機器やITソリューションといったデジタル社会を支える企業のみならず、デジタルを活用する産業の企業も幅広く参画する団体へと進化している。
https://www.jeita.or.jp/japanese/■近接覚センサーTK-01
Thinkerが提供する新しい方式を用いたセンサー。カメラを用いることなく、赤外線とAIを組み合わせた独自の高速・高分解能なセンシングによりモノの位置と形を非接触かつ高速に把握できるセンサーです。これにより、従来の産業用ロボットでは難しいとされていた鏡面・透明物質の取り扱いや、現場環境に応じた臨機応変なピックアップが可能となり、ロボットハンドによるピッキングの可能性を飛躍的に広げることができます。また、ティーチング(ロボットに作業を教え込む工程)の時間や労力を大幅に軽減できることから、これまでとは異なる領域でのロボットハンドの活用も期待されています。

○近接覚センサーTK-01の紹介動画(YouTube):
https://youtu.be/9ngE1IxFgHw 〇動く対象物をセンシングすることで把持部が追従する動画(YouTube):

-->