Global Hands-On VCの投資案件第一号として、エッジ向けAI半導体スタートアップのEdgeCortixへの出資を実行
GHOVC
スタートアップを世界に羽ばたかせる株式会社Global Hands-On VCのハンズオン支援がスタートします。
株式会社Global Hands-On VC(以下、”GHOVC”)は、同社が運用する1号ファンド「GHOVC Fund I 投資事業有限責任組合 (以下、”GHOVC Fund I”)」より、AIに特化した半導体デバイス及び周辺ソフトウェアを提供するEdgeCortix社に共同リードインベスターとして出資を行いました。
今後、GHOVCはEdgCortix社の優れた製品・サービスが世界展開できるよう資金面だけでなく、ハンズオンで経営支援を行って参ります。
GHOVCは、今回EdgeCortix社(以下「EdgeCortix」)が調達する2千万ドルのラウンドに共同リードインベスターとして出資を行いました。GHOVC Fund I による第1号投資案件になります。
今回のラウンドではSBIインベストメント株式会社(共同リードインベスター)及びルネサス エレクトロニクス株式会社も出資します。
EdgeCortixは、エッジ向けの人工知能(AI)プラットフォームをサービスとして提供する企業で、コネクテッド・インテリジェント・エッジの未来を開拓しています。ハードウェアとソフトウェアを統合する「協調探索エンジン」という手法により、人工知能に特化したランタイムで再構成可能なプロセッサを一から設計しつつ、ソフトウェアファーストでアプローチするという考えのもと2019年に設立されています。高度なコンピュータビジョンアプリケーションをターゲットとし、FPGAなどの既存のプロセッサ上や、SAKURA AI アクセラレータ・デバイスを用いた新しいチップレットアーキテクチャ上で独自のハードウェアやソフトウェアIPを提供し、5G/通信、防衛、航空宇宙、スマートシティ、インダストリー4.0、自動運転車、ロボティクス等、急速に成長しているエッジAIアクセラレーションの分野に積極的に参入することを目標としています。
GHOVCからは、Founder & Managing PartnerであるShri DodaniがEdgeCortixの取締役に就任し、同社の製品・サービスが世界市場で売り上げを拡大していけるよう、ハンズオンでの支援を行っていきます。Dodaniは、Silicon Valleyで半導体や通信機器、企業向けSaaSなど6社を起業し、成功に導いてきたシリアルアントレプレナーです。その内の1社では、創業社長として当時業界最高水準の半導体及び周辺ソフトウェアを開発。セコイア・キャピタルからも資金調達を行い、設立からわずか2年でIntelに5億5千万ドルで売却した実績を持つなど、豊富なスタートアップ経営経験を持っています。
EdgeCortix Founder & CEO, Sakyasingha Dasgupta, PhDのコメント:
「GHOVC とその経験豊富なチームを EdgeCortix ファミリーに迎えられることを嬉しく思います。また、業界のベテランである Shri Dodani が EdgeCortix の取締役会に加わったことを非常に嬉しく思います。」と CEO 兼創設者の Sakyasingha Dasgupta 氏は述べています。 「GHOVCチームは半導体分野で深い経験を持っています。当社が世界的規模で販売、マーケティング、経営努力を拡大する中で、GHOVCのチームがEdgeCortix社に大きな価値を提供できる立場にあると期待しています。」
GHOVC Founder and Managing Partner, Shri Dodaniのコメント:
「GHOVC Fund I が第一号案件としてEdgeCortix社に投資したことを大変嬉しく思います。
私たちはこれまで何度かAI技術のブームと盛り上がりを見てきましたが、その多くが実験室レベルか、実用化には数々の課題が残っている状況でした。昨年Chat GPTがリリースされたことで、AIは多くの業界において、実用的で現在のビジネス上の問題を解決する可能性を秘めたテクノロジーとして、急速に認知されるようになりました。
一方で、新世代のAIはまだ初期段階にあり、システム全体のエネルギー効率や費用対効果、各エンドポイントでの使い勝手の向上など、イノベーションの余地が残されています。ELM(Efficient Language Models(TM))(※1)を実装したアクセラレータ・プロセッシング・ユニット、すなわち、AIの最新フレームワークをサポートできる低消費電力・低コストのAIプロセッサは、まもなく、情報が作成され取り込まれるデータセンターの外、つまり『エッジ』で実行することが求められるようになるでしょう。EdgeCortixは、この分野で革新的な開発をもたらし、AIの活用を検討している企業に価値を提供するための知的財産、技術、チーム、ノウハウを有しています。私自身の半導体業界での経験とGHOVCのハンズオン支援能力を通じて、EdgeCortixの企業発展に貢献できることを楽しみにしています。」
(※1): Efficient Language ModelはEdgeCortixとグループ会社の登録商標です。
EdgeCortixについて ( https://www.edgecortix.com/ja/ )
EdgeCortixは、2019年7月にファブレス半導体設計会社としてシンガポールで設立され、同年9月に東京研究開発本部を設立しました。ソフトウェア・ファーストのアプローチをとり、「ハードウェアとソフトウェアの協調設計」と呼ばれる独自特許技術を使ってAI専用の再構成可能なプロセッサを一から設計し、エッジ向け AIプラットフォームを提供することで、コネクテッド・インテリジェント・エッジ市場のパイオニアとしてイノベーションを推進しています。主に、防衛、セキュリティ、航空宇宙、スマートシティ、5G/通信、インダストリー4.0、自動運転、自律走行、ロボティクス分野向けAI半導体分野を積極的に開拓しています。
Global Hands-On VCについて( https://www.ghovc.com/ ) :
Global Hands-On VC(GHOVC:ゴーブイシー)は、「日本の技術系スタートアップ」に投資を行い、グローバル進出も含め、その成長をハンズオンで支援する為に、日本人2名とアメリカ人3名で立ち上げたVCです。
GHOVCのチームは、海外でスタートアップを起業・経営してきた経験者、スタートアップの海外進出を支援してきた経験者、グローバルで多くのユーザーに支持されるプロダクトを開発してきた経験者によって構成されており、日本の技術系スタートアップの海外進出を、起業家に寄り添いながらハンズオンで支援します。
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https://forbesjapan.com/articles/detail/64468
株式会社Global Hands-On VCのプレスリリース一覧
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/112281
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