和歌山市様がChatGPTをビジネス利用で安全に活用する業務効率化ツール「Crew」の実証実験開始
クラフター
株式会社クラフター(本社:東京都港区、代表取締役社長 小島舞子、以下「クラフター」)は、ChatGPTをビジネスで安全に活用する業務効率化ツール 「Crew」の和歌山市様との実証実験を2023年8月より開始することをお知らせいたします。
「Crew」 詳細ページ
https://www.gocrew.jp/jp-gov
動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=lq3PHB4BeFE
和歌山市様はChatGPTの業務活用を検討するため、8月より「Crew」を利用した実証実験を開始します。クラフターが提供している、ChatGPTをビジネスで安全に活用する業務効率化ツール「Crew」は、この実証実験に選定されております。
以下に、和歌山市様の「Crew」に関するコメントを引用いたします。
和歌山市様の「Crew」の実証実験開始の背景
和歌山市では、ChatGPTなど生成AIサービスが庁内業務の効率化に繋がることを期待して、庁内有志によるワーキンググループを立ち上げてその活用方法などを検討してきました。その中で、個人情報などの重要情報が学習などに二次利用される懸念や、本市の規定等を参照させたうえで適切な回答を引き出す仕組みの必要性を感じました。
本市の業務活用に向けた実証実験を行うにあたっては、個人情報などのセンシティブ情報を検知してマスキングする機能や、アップロードしたドキュメントの内容に即した回答を生成する機能に注目し、「Crew」を検証させていただく運びになりました。
「Crew」の実証実験目的及び概要
市役所内部の問い合わせ対応の自動化・省力化などにChatGPTを活用することができれば、問い合わせ件数の減少やその対応にかかる時間の削減につながりますが、そのためには本市の各種規定等を基に回答を生成できる仕組みが必要です。今回の実証実験では、マニュアルや議事録など本市固有の情報から回答を生成する過程で、ChatGPTが詳細かつ適切な回答を提供できるようになるかを検証します。
「Crew」の実証実験導入想定活用業務
市役所内部のFAQ対応
和歌山市ご担当者様からのコメント
和歌山市総務局総務部デジタル推進課 DX推進班長 大友敦様
「生成AIは、業務の効率化や市民の利便性向上に大きく貢献する可能性があると考えています。
一方で、日々生まれる様々な生成型AIサービスにおいて、実現できることを具体的に精査する必要性もあると認識しております。
このたび、既存サービスでは珍しい、ドキュメントから回答を生成できる機能に注目し、「Crew」の実証実験を開始することといたしました。
今後本市の所有するドキュメントに対する質疑応答の精度や、効果的な利用方法について、積極的な検証を実施していきます。」
「Crew」の今後の展望
「Crew」はより安全に業務効率化を実現するツールとして、より多くの企業や地方公共団体様にご検討いただけるよう、数百枚に及ぶ議会答弁や要綱等に関する回答への品質改善やサービスの拡張を行ってまいります。
https://www.gocrew.jp/jp
ChatGPTをビジネス利用で安全に活用する業務効率化ツール 「Crew」とは
「Crew 」は、企業・行政がChatGPTを手軽に安全に使えるサービスです。
「Crew」は高度な権限管理やセンシティブな情報の検知、グループ共有、社内書類の管理等の機能
が特長です。
「Crew」の概要
ChatGPTを始めとした生成型AIを利用する際、登録している従業員の管理や外部への情報漏洩などのセキュリティ対策に課題があります。
「Crew」においては、個人情報などのセンシティブ情報を検知して非表示にし、登録している従業員の権限を設定でき、個人情報の検知機能、ログ監視などの機能でビジネスでもChatGPTを安全に使えるような環境を提供しています。フィルタリングするNGワードを追加することにより、企業ごとに独自の機密情報を追加できます。企業メールアドレスで簡単に登録でき、チャット画面で質問ができます。OpenAIにおいて個別に登録する必要はありません。管理者が詳細な権限設定を行うことができるので、情報の制約や切り分けは容易ですが、チャット内容はオープンに共有されるので、システムの知識に明るくない人でもチャットを参照できます。
また、ChatGPT単体にはない書類を元にした会話機能もあります。説明書類や手順書といった社内文書をアップロードして書類から回答でき、繰り返し発生する同等作業や、異動者や採用者のオンボーディングトレーニングを代替して行うことが可能です。
「Crew」の特徴
・ ChatGPTへの情報受け渡しがセキュア
・ 企業側でアカウントや権限の管理ができる
・ グループチャットがあり、複数人での情報共有が可能
・ プロンプトエンジニアリング(AIへの指示出し)のテンプレートあり
・ 企業独自の資料から回答できる
「Crew」の豊富な機能
◆社内資料から学習:
会社で利用する資料をアップロードすると、内容に従った回答ができる
◆グループチャネル:
会話したスレッドに複数名で参加、プロンプトやチャットが苦手なメンバーも利用できる
◆グループ権限設定:
部署、チーム、役職に応じて臨機応変に権限をグループ分け、検索や削除できるユーザーを指定できる
◆セキュア機能:
OpenAIへのデータ受け渡しの制限。入力データが学習に利用されず、外部に漏れないセキュアな環境
◆NGワード登録:
デフォルトの除外ワードに加えて、会社特有のNGワードを登録できる
◆アカウント管理:
管理画面からメンバーの招待。メンバーは企業のメールドメインで登録できる
◆チャット履歴の蓄積:
ユーザー毎の利用状況やチャット履歴が確認可能
和歌山市について
面積:208.84km2
人口:349,123人
和歌山市は、日本の近畿地方に位置する和歌山県の県庁所在地であり、県内で人口最多の中核市です。交通アクセスが良好で、関西国際空港や大阪までは1時間程度で行き来できます。
豊かな自然に囲まれており、海が近いのでマリンスポーツを身近に楽しむことができます。和歌山の海で採れる新鮮な海産物や、みかんや梅といったの山の幸も魅力です。
http://www.city.wakayama.wakayama.jp/
【会社概要】
現在当社には7カ国のメンバーが所属しており、働き方、経歴など多様な個性を大事にする働き方を応援しています。経営経験を持つメンバーが多く在籍し、顧客目線で自主性とオーナーシップを尊重する文化に共感しながら働いています。また、マネックスグループ株式会社の完全子会社化となり、同社の支援を受けて新経営体制を構築し販売を強化し、社会的信用のある事業を展開しております。
会社名:株式会社クラフター
代表者:代表取締役 小島 舞子
設立:2016年9月5日
所在地:〒107-6025東京都港区赤坂一丁目12番32号 アーク森ビル25階
ウェブサイト:https://www.crafter.co.jp/