ムーアの法則

ムーアの法則とは、フェアチャイルド・セミコンダクタ社に所属していたゴードン・ムーア(後に半導体大手インテルの共同設立者となる)が1965年に自身の論文で「CPUや半導体メモリなどの集積回路密度は18カ月ごとに2倍になる」と唱えた法則のこと。

コンピューターの未来について論文を書いていたムーアは、1枚のチップに集積されるトランジスタ(半導体素子)の数が毎年倍増していることを発見する。この状態が続くと仮定した場合、コンピューター性能の劇的な向上が考えられるとして「家庭用コンピューター」、「携帯通信機器」、「自動操縦できる自動車」などの実現を予想した。1971年には2300個のトランジスタが詰め込まれた、世界初のマイクロプロセッサ「Intel4004」を発表している。